CARPORT

カーポートの選び方|種類・屋根材・耐風グレードの決め方を三重の外構専門店が解説

台数・屋根材・支持方式・グレードの4点で、カーポート選びを順番に整理します。片側支持と両側支持の違い、屋根材の比較、三重県で耐風圧を優先する理由、後付け時の注意点まで解説します。

公開日:2026年6月29日 最終更新:2026年8月15日

三重県の住宅に設置されたアルミカーポートの施工イメージ
※写真はイメージです

三重県津市を拠点に、三重県内全域で外構・エクステリア工事を手がけるアトラディックです。カーポート選びは、台数・支持方式(柱の位置)・屋根材・グレードの4点をこの順番で決めていくと迷いません。製品名から入ると「敷地に納まらない」「強度が足りない」という手戻りが起きがちです。。いまある屋根材が白くくもってきた・割れたという場合はカーポートの屋根の張り替え・交換費用で交換の判断と費用を解説しています

そして三重県ならもうひとつ前提があります。三重は雪がほとんど積もらない一方で台風の影響を受けやすいため、耐積雪の等級にお金をかけるより耐風圧グレードを優先したほうが、実際の安心につながります。全国向けの「耐積雪◯cm仕様を」に従うと、三重の平野部では使わない性能に費用を払うことになりかねません。。設置後にサイドパネルやサポート柱を足す場合の費用と注意点はカーポートの後付けオプション費用をご覧ください

もうひとつ、現場での実感を。カーポートは家の正面にあって、外構のなかで最も目立つ設備です。だからこそ費用をかける価値のある場所だと考えています。実際、ここにこだわった外構はお客様の満足度が高く、人気があるのはリクシルの「カーポートSC」。屋根と柱だけに削ぎ落とされたデザインが、家の外観を格上げしてくれる製品です。

費用の目安は工事費込みで1台用20〜50万円程度、2台用40〜120万円程度、3台用80〜200万円超程度。台数別・グレード別の内訳は カーポート設置費用の相場 にまとめています。本記事は「どれを選ぶか」に絞ります。

カーポートの選び方は何で決まる?【台数・屋根材・支持方式・グレード】

カーポートの選び方は、台数・屋根材・支持方式・耐風グレードの4点を敷地条件に合わせて決めていく作業です。

カタログには製品名がずらりと並んでいますが、実際に決めているのはこの4点だけです。メーカー名や商品名は、4点が固まったあとに絞り込む最後の工程にすぎません。

決める順番決めること判断のよりどころ迷ったときの基準
① 台数・サイズ 台数と、間口・奥行・高さ いまの車、来客、将来の買い替え 余裕があれば一回り大きめに
② 支持方式 片側支持・両側支持・後方支持のどれか 敷地の間口、車の出入り方向、境界 乗り降りなら片側支持、風と大屋根なら両側支持
③ 屋根材 ポリカ・アルミ形材・折板のどれか 明るさか、日差しを遮るか、意匠 迷ったら熱線カットポリカ
④ 強度グレード 耐風圧・耐積雪をどこに設定するか 地域の風と雪、敷地の風の抜け方 三重は耐風圧を優先。耐積雪は標準で足りる

ただしデザインを軽く見ていいという意味ではありません。条件が固まっていれば、その範囲でいちばん好みに近い製品を選べます。逆に見た目から入ると、あとから「このサイズがない」と分かって妥協することになります。

「うちの敷地だと何が置ける?」は、現地調査(無料)が確実です

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カーポートの種類|片側支持・両側支持・後方支持の違いと向き不向き

カーポートの種類は柱の位置で分かれ、片側支持・両側支持・後方支持の3タイプが基本になります。

カーポートの柱位置による種類の比較イメージ(片側支持・両側支持・後方支持)
※画像はイメージです

見た目だけでなく使い勝手・風への強さ・価格に関わり、敷地の形と車の出入り方向で自然に絞られます。

種類柱の位置得意なこと気をつけたいこと向いている敷地
片側支持
(標準タイプ)
片側に2本 反対側からの乗り降りがしやすい。価格を抑えやすい 風の影響を受けやすい。強風地域では補助柱かグレード引き上げ 間口に余裕がある戸建て
両側支持
(ワイド・合掌)
両側に2本ずつ以上 構造が安定し風・雪に強い 柱が車の側方に立つため駐車スペースに余裕が要る 2台以上、風の抜けやすい敷地
後方支持
(背面柱)
車の後方に2本 前面に柱がなく視界が開ける 構造が特殊で価格が上がりやすい 間口が狭い、玄関前の見え方を重視

片側支持は「柱側のスペース」と「風」がポイント

住宅用でいちばん多く選ばれるタイプです。反対側が完全に開いているので、買い物袋を持って降りる、チャイルドシートに子どもを乗せる動作でストレスが出ません。

ただし柱側には基礎を掘るスペースが要ります。隣地境界のブロック塀ぎりぎりだと基礎の大きさが取れないことがあり、現地調査で最初に確認する点です。また構造上どうしても風でしなるため、三重県では耐風圧グレードを一段上げるか、着脱式の補助柱を付けておくのが現実的な備えです。

両側支持は「有効寸法」で確認する

柱が4本以上になるぶん構造は素直に強く、2台分・3台分の大きな屋根なら基本的にこちら。三重県は広い敷地を確保しやすく、2台用・3台用の相談が多い地域です。注意点は、カタログの間口寸法と実際に車を停められる有効幅が違うこと。「2台用だから2台停まるはず」で決めると、ドアを開けたときに柱に当たります。

後方支持は「前が開くこと」の価値で判断する

柱を車の後ろにまとめ、前面に柱がない構造です。玄関アプローチが近い場合や、道路から玄関までの見通しを大事にしたい場合に効果が出ます。一方、片持ちの梁が長くなるぶん構造は特殊で価格は上がります。前が開いていることに何万円分の価値を感じるかが判断の分かれ目です。

屋根形状は3系統

屋根の形は3系統。アール屋根は緩やかに湾曲した最もオーソドックスな形で、雨が流れやすく価格を抑えやすいタイプ。フラット屋根は直線的でシャープな外観で、同サイズならアールより割高。折板(せっぱん)屋根は波形のスチール製で強度が高く大型向きですが、雨音は大きくなります。

屋根材の選び方|ポリカーボネート・アルミ形材・スチール折板を比較

屋根材はポリカーボネート・アルミ形材・スチール折板の3種類が中心で、明るさと強度のどちらを優先するかで選びます。

カーポート屋根材の比較イメージ(透明ポリカーボネート・熱線吸収ポリカーボネート・アルミ屋根)
※画像はイメージです

屋根材は見た目・明るさ・夏の暑さ・価格を同時に左右し、「標準でいいです」で決めると住んでからの体感差が大きく出ます。

屋根材採光性日差し・熱の遮り方価格への影響向いている人
ポリカーボネート
(クリア系)
高い(光を通す) 紫外線はほぼカット。熱は通す 基準(標準) 足元と隣室の明るさを保ちたい
熱線カットポリカ
(熱線吸収・熱線遮断)
高い 紫外線+赤外線を軽減。車内温度を抑えやすい +1〜2割程度 明るさも夏の暑さ対策も欲しい方
アルミ形材屋根 なし(不透光) 日差しを完全に遮る +5割〜2倍程度 意匠重視、西日が強い敷地
スチール折板 なし(不透光) 日差しを遮る。強度が最も高い +3〜6割程度 3台用など大屋根、風雪対策

※同クラス・同サイズ比の傾向値です。メーカー・製品により異なります。

ポリカーボネートは「明るさ」で選ばれている

住宅用で最も多く使われる屋根材です。光を通すので下が暗くならず、隣接する部屋やアプローチの明るさも保てます。とくに建物の南側やリビングの掃き出し窓の前なら採光性が効きます。アルミ屋根にしたら室内が暗くなった、というのは実際に耳にする後悔です。

色はクリアのほか乳白・ブラウン・グレーなど。濃いほど日差しは和らぎますが下は暗くなります。夏の車内温度が気になるなら熱線吸収・熱線遮断タイプが効果的。この2つは呼び方の違いで機能は同系統なので、名前ではなく仕様の数値で比べてください。

アルミ形材屋根は「外観が変わる」

光を通さないぶん日差しをしっかり遮り、薄くフラットな屋根が家の外観を引き締めます。冒頭のリクシル「カーポートSC」が代表的です。気をつけたいのは暗さ。北側や建物に近い位置なら、どのくらい影になるかを現地で確認してから決めるのが確実です。

屋根材は「5年後、10年後の表情」で選ぶ

見え方や暗さはカタログ写真では伝わりにくいので、迷ったら実物やサンプルでの確認をおすすめします。海外の外構文化を踏まえると、素材選びは「設置した日の見た目」ではなく5年後、10年後にどう見えるかで決めるのが本質です。日差しの強い気候帯では、色あせ方や汚れの目立ち方まで含めて選ぶのが当たり前でした。三重の強い西日と潮を含んだ風のなかでも同じです。

【三重県で選ぶなら】耐積雪より耐風圧グレードを優先する理由

三重県は雪が少なく台風の影響を受けやすいため、耐積雪より耐風圧グレードを優先するのが基本です。

三重県沿岸部の住宅における台風に備えたカーポートの設置イメージ
※写真はイメージです

ここが本記事でいちばんお伝えしたいところです。三重県は太平洋に面し、とくに伊勢市・松阪市・志摩市など沿岸部や風の抜けやすい東紀州エリアでは、強風への備えが実用的な意味を持ちます。一方、雪は平野部で数センチ積もれば話題になる程度。当社が耐積雪スペックより耐風圧グレードを優先しているのは、この実態にもとづいています。使わない性能を削って、使う性能に予算を回す——それが地域に合わせるということです。

耐風圧グレードの見方

耐風性能はカタログで「風速◯m/s相当」と表記され、数字が大きいほど強い風に耐える設計という意味です。

耐風圧の目安位置づけ想定される敷地
風速34m/s相当一般に流通する標準グレード内陸・住宅密集地など風を遮るものがある
風速38m/s相当耐風強化グレード三重の沿岸部・平野で風が抜ける敷地。当社の目安
風速42m/s相当以上高耐風グレード伊勢志摩・東紀州の海沿い、遮るもののない広い敷地

※2026年8月時点の目安です。必要性能は敷地の立地・周辺状況・製品仕様により変わります。

数値だけでなく敷地の風の抜け方も見ておきたい点です。同じ市内でも、家に囲まれた区画と田畑に面して開けた区画では風の当たり方が違います。三重県は田畑を転用した広い敷地に建つお宅が多く、後者は珍しくありません。

敷地条件によるカーポートへの風の当たり方の違い(住宅密集地と開けた敷地)
※写真はイメージです。左は周囲の建物が風を遮る敷地、右は田畑に面して風が直接当たる敷地。同じ地域でも必要な耐風圧グレードは変わります

強風で起きるのは「屋根が飛ぶ」だけではない

台風のトラブルというと屋根パネルの飛散を思い浮かべますが、パネルを押さえる部材が外れる、柱の根元が緩む、梁がたわんで戻らない——といった気づきにくい傷み方もあります。そして強風による破損は製品保証の対象外になることがあります。想定を超える自然現象による損傷は保証範囲外とされるのが一般的で、修理費は自己負担か火災保険の風災補償で対応するかという話になります。最初にグレードを一段上げる費用と、後から修理する費用を比べてみてください。

積雪はどう考えるか

三重県内陸部の冬季における積雪に対応したカーポートのイメージ
※写真はイメージです

もちろん積雪を無視してよいわけではありません。伊賀盆地など内陸の寒冷なエリアでは数年に一度まとまった雪が降り、耐積雪50cm相当を検討する価値があります。

エリア耐風圧の目安耐積雪の目安考え方
伊勢志摩・東紀州の沿岸部 38〜42m/s相当以上 20cm相当(一般地域仕様) 予算は耐風圧に寄せる。潮風への配慮も
津市・四日市市・鈴鹿市などの平野部 34〜38m/s相当 20cm相当(一般地域仕様) 標準グレードで足りることが多い
伊賀盆地など内陸の寒冷地 34m/s相当〜 50cm相当を検討 耐積雪を上げると本体価格は1〜3割程度上がる

※2026年8月時点の一般的な目安です。市町によっては建築確認申請の前提となる垂直積雪量や基準風速が公表されていることがあり、公表値によっては標準グレードが基準に合わない可能性もあります。製品グレードを敷地条件に合わせることは、法令への適合の第一歩でもあります。

サポート柱という現実的な折衷案

「グレードを上げると予算が厳しい、でも台風は不安」という場合、着脱式のサポート柱(補助柱)という手もあります。台風の予報が出たときだけ屋根の先端に立てて支えるものです。ただし立てる人が家にいることが前提。日中不在が多いご家庭なら、最初からグレードを上げておくほうが確実です。

「うちの敷地はどのグレードが要る?」だけのご相談でも大丈夫です

敷地の風の抜け方は現地を見るのが確実です。
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カーポートのサイズの決め方|車種・台数・乗り降りの余裕・将来

サイズは今の車ではなく、乗り降りの余裕と将来の買い替えまで含めて一回り大きめで決めるのが安心です。

2台用カーポートを設置した日本の住宅の駐車スペースのイメージ
※写真はイメージです

カーポートは建てたあとにサイズを変えられません。屋根を大きくしたい、柱をずらしたいとなれば本体の撤去と再設置をともなう工事になります。

車種車両寸法の目安駐車に必要な幅×奥行備考
軽自動車幅1.5m前後 × 長さ3.4m前後2.5m × 5.0mドア開閉と歩く幅を含む
普通車(セダン・コンパクト)幅1.7〜1.8m × 長さ4.5m前後2.7m × 5.3mもっとも標準的な想定
SUV・ミニバン幅1.8m前後 × 長さ4.8〜5.0m3.0m × 5.5mスライドドア全開・車高に注意
普通車2台(並列)5.4m × 5.0m前後柱位置で有効幅が変わる

※目安です。必要寸法は車種・使い方・敷地により変わります。

間口・奥行・高さの決め方

間口は車幅に少し足すだけでは足りません。ドアを開けて人が横向きに通れるスペースが要ります。チャイルドシートに子どもを乗せる、車椅子を使うといった動作があるなら、さらに余裕を見てください。奥行は車の全長+前後の余裕で決めますが、考えたいのは雨の吹き込み。屋根が車体とほぼ同じ面積だと、風のある雨の日には前後が濡れます。

高さは標準で有効2.0〜2.3m程度。ミニバンやSUV、ルーフキャリアを載せる車ならロング柱(ハイルーフ仕様)を検討します。見落としやすいのは車以外に屋根の下を通るもので、自転車や脚立の動線があるお宅では車の高さだけで決めると窮屈になります。

1台か2台か、そして将来の買い替え

いま車が1台でも、あえて2台用を選ぶご家庭は少なくありません。空いた1台分が、雨の日の自転車置き場、来客用スペース、屋根付きの作業場として使えるからです。あとから増設するより、最初にまとめて施工したほうが総額を抑えられます。

カーポートは20年、30年と使う設備で、その間に車を買い替えるのは普通のことです。いまの車にぴったり合わせたサイズは将来の選択肢を狭めます。実際のサイズ感は 施工イメージのページ でご覧いただけます。

カーポートは後付けできる?既存の駐車場に設置するときの注意点

カーポートは後付けできますが、土間コンクリートを打った後だと柱位置のはつり工事が追加で必要になります。

土間コンクリート仕上げの駐車スペースにカーポートを設置したイメージ
※写真はイメージです

「新築のときは見送った」「住んでから必要性を感じた」——後付けの相談は多い設備です。設置はできますが注意点があります。

はつり工事と補修跡

すでに土間コンクリートが打ってある場所に柱を建てるには、柱の位置だけコンクリートを壊して掘る必要があります。これがはつり工事で、柱1本5,000〜20,000円程度が目安。片側支持なら2本、両側支持なら4本以上です。

金額以上に気になるのは仕上がりです。壊した部分はモルタルなどで補修しますが、既存のコンクリートと色や質感が揃うことはなく、補修跡が足元に残ります。

土間コンクリートと同時施工が合理的な理由

これから駐車場を舗装する予定があるなら、カーポートと土間コンクリートを同時に施工するのが合理的です。理由は3つあります。

比較項目土間コンクリートと同時施工舗装後に後付け
はつり工事不要柱1本5,000〜20,000円程度
柱足元の仕上がり目地割りに合わせて納まる補修跡が残る
目地・ワイヤーメッシュ柱位置に合わせて割り付け既存の配置に後から穴をあける
重機・残土処分1回にまとめられるそれぞれで発生
柱位置の自由度高い既存の配管・桝に制約される
予算の分け方まとまった額が一度に要る時期を分けて支払える

参考までに、駐車場の土間コンクリートは1平米あたり8,000〜13,000円程度が目安です。単価の内訳や厚み・仕上げによる価格差は 駐車場の土間コンクリート費用|1台・2台の相場 へ。「先にカーポート+砕石仕上げ、数年後に土間コンクリート」という段階施工も可能で、この順番ならはつり工事は出ません。

地中の配管と、雨樋の排水先

後付けでいちばん怖いのは、掘ってみたら柱の位置に給排水管や雨水桝があったというケースです。柱位置の変更か配管の移設になり、追加の費用と時間がかかります。竣工図面があれば、現地調査のときに見せていただくと事前に把握できます。

もうひとつ、屋根に降った雨は柱の中を通って足元から排水されるのが一般的です。流す先を決めておかないと、水たまりや隣地への流れ込みにつながります。境界に近い位置なら、雨だれの落ちる方向も相談しておくと安心です。

選ぶときに見落としがちなポイント【確認申請・業者差・値上げ】

見落としがちなのは確認申請と建蔽率、業者ごとの割引率の差、そして毎年続く値上げの3点です。

① 確認申請と建蔽率

カーポートは建築基準法上の建築物にあたるため、条件によっては建築確認申請が必要です。おおまかには防火地域・準防火地域ではサイズを問わず必要、それ以外では床面積10㎡超で必要ですが、新築か増築かでも扱いが変わり、1台用でも10㎡は簡単に超えます。あわせて意識したいのが建蔽率。屋根は建築面積に算入されるため、超えたまま建てると住宅ローンの借り換えや売却で問題になる可能性があります。

申請の要否・費用・流れ・建蔽率の緩和要件は カーポートの確認申請は必要?費用と流れ【2025年法改正対応】 へ。製品を決める前に、自分の敷地が申請の対象かどうかだけでも確認しておくと、あとの段取りが楽になります。

② 業者ごとにメーカーの割引率が違う

意外に知られていないのですが、同じメーカーの同じ製品でも、業者によって仕入れ価格が違います。取引量や付き合いの長さで取引条件が変わるためで、結果として「この業者はこのメーカーが安い」という状況が生まれます。A社で高かった製品がB社では手が届く、ということも起こります。

大事なのは比べるなら同じ条件でそろえること。型番・サイズ・グレード・オプションをそろえないと、差が「取引条件の差」なのか「仕様の差」なのか分かりません。また本体は型番で比較できますが、基礎や土間との取り合いといった工事の部分は仕様と数量で読むしかありません。見積書の読み方は 外構の見積もり完全ガイド|取り方・見積書の見方、依頼先による価格構造の違いは 外構業者の選び方|どこに頼む?依頼先6種類の違い へ。

③ 値上げが続いている

ここ数年、外構資材の価格上昇が続いています。カーポートを含むエクステリア製品はほぼ毎年のように価格改定が行われており、2026年6月にも大手エクステリアメーカーから製品価格を約20%引き上げる通知が届いています(2026年8月時点)。

「いつか付けたい」設備なら、価格の動きだけを見れば早めに動くほうが割安になりやすい状況です。とくに確認申請が必要な敷地では手続きに1か月前後が加わり、急いでもその時間は短縮できません。あわせて、ポリカーボネートの屋根材は年月とともに黄ばみや傷が出る消耗部材でもあります。「いくらで建つか」だけでなく「何年、どんな状態で使えるか」という視点も入れておいてください。

製品選びから申請の要否まで、まとめてご相談いただけます

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対応エリア

三重県全域(北勢/中勢/伊勢志摩/伊賀/東紀州エリア)を中心に、愛知・岐阜・滋賀・京都・奈良・和歌山・大阪も対応可能です(要相談)。津市・松阪市・鈴鹿市・四日市市・伊勢市・桑名市など、現地調査・ご相談・概算見積まで無料です。

よくある質問

カーポートは何を基準に選べばいいですか?

台数・支持方式・屋根材・グレードの4点を、この順番で決めていくのが分かりやすい進め方です。まず何台分の屋根が要るかを決め、次に敷地の間口と車の出入り方向から柱の位置を選びます。そのうえで明るさを取るか日差しを遮るかで屋根材を決め、最後に地域の風と雪に合わせて強度グレードを合わせます。製品名から入ると手戻りが起きやすくなります。

カーポートは片側支持と両側支持のどちらがいいですか?

駐車のしやすさを優先するなら片側支持、風への強さと大きな屋根を求めるなら両側支持が向いています。片側支持は柱が片側に2本だけなので乗り降りがしやすく、住宅の外構では最も多く選ばれます。ただし構造上は風の影響を受けやすく、強風地域では補助柱の併用かグレード引き上げが前提です。両側支持は柱が4本以上で安定性が高い一方、駐車スペースに余裕が要ります。

三重県のカーポートは耐積雪何cmを選べばいいですか?

津市・四日市市・鈴鹿市・松阪市など平野部であれば、一般地域向けの耐積雪20cm相当で対応できるケースが大半です。三重県は雪が積もる地域ではないため、耐積雪の等級を上げるより、台風に備えて耐風圧グレードを上げるほうが実際の安心につながります。ただし伊賀盆地など内陸の寒冷なエリアでは、数年に一度のまとまった雪を想定して耐積雪50cm相当を検討する価値があります。市町ごとの前提数値は建築指導担当か施工店にご確認ください。

カーポートの屋根材はポリカーボネートとアルミのどちらがおすすめですか?

駐車スペースや隣接する部屋の明るさを保ちたいならポリカーボネート、日差しを遮りたい・外観の意匠を重視したいならアルミ形材が向いています。ポリカーボネートは光を通すため足元が暗くならず、価格も標準的で住宅用では最も一般的です。夏の車内温度が気になるなら熱線吸収・熱線遮断タイプで体感が変わります。アルミ形材は日差しを確実に遮り薄くフラットな屋根が外観を引き締めますが、下は暗くなり価格帯も上がります。

カーポートは後から付けられますか?

後付けは可能ですが、すでに土間コンクリートが打ってある駐車場では、柱の位置だけコンクリートを壊して掘る「はつり工事」が追加になります。柱1本あたり5,000〜20,000円程度が目安で、補修跡も残ります。これから舗装するなら、土間コンクリートと同時に施工するほうが合理的です。柱位置に合わせて目地とワイヤーメッシュを割り付けられ、重機の回送費や残土処分もまとめられます。

【まとめ】カーポートの選び方は「順番」と「地域」で決まる

選び方の軸さえ持っていれば、製品名に振り回されずに自分の敷地と暮らしに合ったものを選べます。そして三重県なら「雪より風」という前提を頭に入れておいてください。全国向けの情報をそのまま当てはめるより、地域の実態に合わせたほうが同じ予算でも満足度は上がります。

アトラディックは三重県津市を拠点に、三重県全域で外構・エクステリア工事を手がけています。「うちの敷地にはどのタイプが置けるのか」「このグレードで足りるのか」——そうしたご相談だけでも歓迎です。現地調査・ご相談・概算見積もりまで無料。お問い合わせの後に当社から営業のお電話をおかけすることは一切ありません。

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監修: 代表取締役 木高 雅美株式会社アトラディック)。代表施工者は米国ハワイ州で外構施工会社を設立・運営し、ハワイ8年・韓国3年、海外施工歴11年。三重県津市を拠点に、外構・エクステリア工事を専門としています。

※本記事は2026年8月時点の調査と、当社が三重県内で外構・エクステリア工事を手がけるなかで得た実感にもとづく一般的な解説です。掲載した価格・性能の数値は目安であり、製品仕様はメーカー・シリーズ・年度によって異なります。価格は敷地の高低差・搬入経路・既存構造物・地中埋設物・製品グレード・施工時期により大きく変動し、資材価格の上昇も続いています。建築確認申請の要否・建蔽率の取り扱い・積雪量や風速の想定は、敷地の地域指定と自治体の運用によって変わります。実際の要否と条件は、自治体の建築指導担当と施工店にご確認ください。

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